強い怒りと深い悲しみ

こんにちは、増田憲一です。

今日は、この数日に感じたことを、自分とスタッフの自戒の意味も込めて書きます。

オーダー家具って一台一台すべてが、形も素材も機能も異なります。

その一台に対して、何人もが多くの時間を費やします。
打ち合わせ、デザイン、作図、製作、そして納品

価格も既製品に比べ何倍もします。
とても高価で、一生物です。

仕事柄、他社のホームページもよく見ます。
参考にも勉強にもなるからです。
また、常に自社の家具だけ見続けていると、成長もとまっちゃうんです。
※だからミラノへもデザインや素材の勉強に出かけるんです。

その高価な家具ですが、写真を見ると

「えっ　こんな納まり？」　　　　　　　　　　　　

お客様との打ち合わせ内容はわかりませんが、これってないだろう的な家具を最近続けて目にしてしまったのです。

みんな口をそろえて【世界でひとつしかない】等説明していますが、本当に、お客様の事を考えているんでしょうか。

作った側の人に対し強い怒りを覚えました。
お客様はその家具を多分一生使い続けると思うと悲しくなってしまいました。

当社は、工場直売ではありませんし決して値段も安くはありません。
しかし、自分を含めスタッフ全員がプロフェッショナルであり、機能とデザインの両立を常に考えています。

お客様にとって、なにが最高なのかではなく、いかに【最善を尽くせるか】を念頭においています。
※この考え方も、お客様から学ばせていただいたのですが。

最近では、このサイトもブログも、よく真似されています。
（よい点もあります→価格表示をはじめたサイトも増えてきました！）
真似することは、それでいいと思っています。どうせそんな人たちに本当の物作りが出来るとも思えません。

しかし、それでは、オーダー家具を望んでいるお客様を、不幸にしてしまいます。

お客様の思いのこもった家具を、絶対に満足していただけるように、これからは自分達の事だけではなく、オーダー家具業界全体のことを考えていかなくてはと思っています。

えらそうに、書いていますが、これは当社全員の考えなんです。

このブログを読んでくれている同業者の方もいると思います。
もっともっと、レベルをあげて、この業界をメジャーにしましょう！
まる投げなんかやめて、しっかりやりましょうよ！！

それでは、明日は名古屋でがんばります！