「マンションの食器棚選びで注意すべきこと」

こんにちは!オーダーメイド家具のデザイン事務所 Blue Design(ブルーデザイン)です。

新築、もしくは中古のマンションを購入した場合
次に考えなければならないのは家具です。

その中でも、優先順位が高い家具は
食器棚ではないでしょうか。

収納力やデザイン性などに
目が行きがちですが
マンションに食器棚を設置する際に
必ず注意すべき点があります

こちらでは、マンションに食器棚を設置する場合に
事前に知っておきたいこと、注意すべきポイントをまとめました。

設置場所にて事前に確認すること

①梁の有無

置き家具であれば、ただ幅や奥行きを測って
設置するだけでいいのでは?と思われるかもしれません。

そこで確認していただきたいのは、梁の有無です。
幅はピッタリでも梁があることで
高さが合わないこともあります

梁の有無を見過ごさないようにしましょう。

②壁の下地

食器棚をただ置くだけだと、震災があったときに
倒れる可能性があるため
転倒防止対策を施さなければなりません。

その際、壁がコンクリートだと
ビスで固定できない場合がほとんどのため、既製品の場合
突っ張り耐震ポールなどでの固定が必要となります。
また、間取りでビス固定できないこともあるので
確認せずに食器棚を購入してしまうと
耐震対策ができない可能性も

事前にご自身のマンションは
食器棚の耐震対策が問題なくできるか
確認しましょう。

③点検口の場所

キッチンにある点検口。
置き家具にすると、点検口を隠すほかない!
という場合もあります。

点検する際にしか使用しないため
そこまで点検口の使用頻度は高くないものの
いざというとき、食器など中のものを全て出し
食器棚を動かしてからじゃないと
点検できない
という可能性もあるため注意が必要です。

④袖壁の奥行きの広さ

こちらは特に中古マンションにありうる事例です。
通常、キッチンには食器棚を置くことを想定し
45cmほどの袖壁を出していることが一般的です。

しかし古いマンションだと40cmなど
小さいところもあり
既製品の食器棚を購入し設置しようとしたところ
袖壁に合わずに飛び出してしまう…。
なんてこともあります。

また、それに対し
袖壁に合わせた食器棚を購入したことで
電子レンジなどが置けなくなったり
飛び出てしまったりすることもあるので
袖壁が何cmほどあるのか確認しましょう

既製品の食器棚を設置する際に注意すべきこと

①搬入経路の確認
既製品の食器棚をキッチンに設置する際
設置場所のサイズは完璧だったのに
家の構造上、搬入ができなかった!なんてこともあるため
搬入も考慮して家具を選びましょう。

②無駄なスペースが生まれやすい
既製品の食器棚だと、部屋にぴったり合ったサイズではないため
幅や高さによっては無駄なスペースが生まれる可能性もあります。

③部屋のテイストと合わない
なるべく雰囲気を合わせようとしても、周囲にある家具などの
面材と合わせるのは至難の業。
特にキッチンの面材を合わせることは難しいです。

キッチンと食器棚の面材が合っていると
色調や素材に統一感をもたらせますが、
合っていないと違和感を感じることもあるので注意しましょう。

④耐震性
耐震性を強化するために突っ張り棒などを使いますが
壁に打ち付けるのが一番の強度です。
耐震性を考慮するのであれば、壁に打ち付けることができる
オーダー家具が良いでしょう。

耐震性、デザイン…マンションにはオーダー家具がおすすめな理由があります
家具の耐震性や、キッチンのインテリアやテイストに
合わせるとなると、オーダー家具がおすすめです。

また、コンクリート壁や賃貸など
壁に固定のできない場合でも、
床から天井までピッタリはまる収納棚を
設置することで耐震対策ができます。

既製品を購入したが、実際には設置できなかった!なんて
事例もあるため、購入前にご自身のマンションは
大丈夫かどうか吟味することが重要
です。

搬入経路や、食器棚設置の可否など
内見の際にアナウンスをしてくれるとは限らないため
マンション購入時には積極的に質問をしましょう

上記のことを考慮しながら
マンションにぴったりの食器棚を
ぜひ選んでください。

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