MilanoSaloneとは
MilanoSalone!
先月イタリアのミラノで開催されたミラノサローネを視察してきたのですが、今日はミラノサローネとはどのようなものかを簡単にですがご説明したいと思います。
「ミラノサローネ」とは毎年4月にイタリア北部のミラノで開催される世界最大規模の家具の国際見本市です。
そしてこの時期にはミラノ市内のいろいろな場所で、ブランドやデザイナーが家具だけではなくデザインをアピールしていますので「ミラノデザインウィーク」とも呼ばれます。
メインの会場はミラノの郊外のRhoという市にあります。
※ミラノ中心部より地下鉄でおよそ30分くらい
見本市会場のフィエラはとても広く面積は東京ドームの11個分もあるそうです。
ミラノサローネは6日間の会期で家具はもちろん、照明とキッチンが毎年交互に展示されます。
(今年は照明の年でした。)
モダンな家具、こてこてとしたアンティークな家具、クラッシック、ラグジュアリーとカテゴリーも豊富でとても一日で見て廻るのは無理です。
出発前に、みたいブランド・デザイナーなどを絞り込み一日半で本会場は見て廻って来ました。
そして本会場の外のいろいろな場所でも展示を見ることができます。
本会場の外という意味のFuoriを使って Fuori Salone(フォーリサローネ)とも言われます。
私たちが感じるのは、本会場のミラノサローネは大手ブランドの新作の発表の場所
外の会場のフォーリサローネはデザイナーのアピール、そして若干小さな規模のブランドの発表の場所のような感じがします。
※ただしイタリアの大手のブランドは本会場そしてフォーリサローネの両方で展示していました!
フォーリサローネは開催されている地区名などで呼ばれています。
トルトーナ地区、ブレラ地区、チェントロ、ミラノ中央駅
他にもたくさんあるのですが、このあたりに日本の企業やデザイナーさんが出展されていました。
まずはトルトーナ地区です。
SUPERSTUDIOという会場があり、6年前とてもよい展示が見られたので楽しみにして行きました。
しかし、期待とは裏腹に今一つで、展示内容、会場の規模も以前より少し縮小されてしまっていて残念でした。
LEXUSやINAX、ほか日本企業も出展していました。
次はブレラ美術館もあるブレラ地区です。
ここにはCassina・B&B Italia・Molteni&C など大手ブランドが展示していました。
日本人では 小林幹也さん、YOYさん、カリモクさんの展示を見て来ました。
エルメスなども大きな会場で展示していました。
↓ 写真はすべてエルメスです!
そしてチェントロ
この地区は大聖堂ドゥオモやミラノ大学がある場所で、ミラノ大学を見て来ました。
大学の中がすべて展示の場所になっていました!
↓ ドゥオモ
ミラノ中央駅は高架下を会場にして日本企業のヤマハ・AGC・DNP(大日本印刷)が展示していました。
↓ ミラノ中央駅
↓ ヤマハ
↓ AGC
↓ DNP
そして今回の展示を見て一番よかった(内容も会場の雰囲気も)二つを最後にご紹介します。
先日のブログでも紹介したのですが、まずはリッタ宮です。
本物の宮殿をまるごと会場にしています。
宮殿ならではの豪華な装飾の中で、デザインをアピールしています。
そして吉田が一押しだったのがRssanaOrlandi ロッサーナ・オルランディです。
こちらの雰囲気が一番よく週末だったこともあるのか、かなりの人でにぎわっていました!
来年は、是非この二つのどちらかに出展できればいいと思います。
ブレラ美術館
最後の晩餐
Milanoの街並み